花街・渋谷円山町 渋谷で「江戸の粋」を味わう渋谷駅から徒歩5分。円山町には、料亭や芸者衆など伝統の美と粋が今も息づいています。三味線の音色に心遊ばせ、盃を交わす豊かなひととき。ここでしか出会えない、もうひとつの渋谷を味わってみませんか。 「渋谷和芸」について 渋谷和芸(しぶやわげい)は、「渋谷円山町の芸者」と「渋谷にゆかりのある日本の伝統芸能の担い手たち」が立ち上げた活動です。唄や三味線・舞踊などの和芸を身近に楽しめるイベントを、料亭三長にて定期的に開催しています。その魅力は何といってもお座敷ならではの臨場感。料亭の会席料理とともに和芸本来の豊かさを間近で味わい、遊べる場を目指しています。またこの活動を通じて、和芸を育て未来へつなぐ事も目的としています。 【2025年】5月28日「四季の宴」- 雨 –11月5日予定「渋谷和芸の会」 お問い合わせ 渋谷和芸メンバー 渋谷円山町芸妓連 唄、踊り、三味線などの磨き抜かれた芸とおもてなしの心で、訪れる人を愉しませてくれます。 瓢屋 小糸ひさごや こいと 東京都目黒区出身。6歳から三味線を始め、20歳で芸者に。五反田、浜町、神田、神楽坂の花柳界を経て、昭和50年頃より円山町に在籍。現役でお座敷に立ち、三味線や小唄で円山町を盛り上げている。 喜利家 鈴子きりやすずこ 山口県下関市出身。円山町で置屋を営む叔母をきっかけに、18歳で芸者に。和の文化を伝える催し「音姫と太郎の会」の主宰、後進の育成にも尽力。2010年に茶屋「藤むら」を開店。(TEL:03-3496-5418) 喜利家 三吉きりやみよし 広島県三次市出身。渋谷を訪れた際、花柳流 日本舞踊稽古場を発見し、鈴子お姐さんを紹介されたことから芸者の道へ。出身地三次市にちなんで三吉と命名。三味線や小唄、鳴物など、円山町の芸を継承すべく活動している。 日本舞踊家 花柳 寿世晶はなやぎ じゅせあき 玉川大学芸術学部卒業。祖母の代より日本舞踊を指導。円山芸者の指導にも長年携わっている。渋谷から和芸の魅力を発信すべく「渋谷和芸の会」をともに立ち上げる。 円山町周辺マップ -花街の記憶をたどる かつて「荒木山」と呼ばれた円山町。そのふもとには弘法大師ゆかりの「弘法湯」という浴場がありました。湯治に訪れる人々で街は賑わい、やがてこの地は「円山町」と名を変え、花街文化が根づいていきます。花街・円山町ゆかりの地をご紹介します。芸者階段:花街の面影を残す石段弘法湯石碑:江戸の浴場跡、花街始まりの地の1つ茶屋 藤むら:喜利家鈴子姐さんの畳スナック (円山町20-8 / TEL: 03-3496-5418)料亭三長:渋谷に唯一残る料亭(円山町6-1)日本舞踊稽古場:円山の芸者衆が踊りの稽古に通う