花街・渋谷円山町 渋谷で「江戸の粋」を味わう 渋谷・円山町―渋谷駅から徒歩5分。そこは和の美と粋が今も生きる街。三味線の音色に心遊ばせ、盃を交わす豊かなひととき。ここでしか出会えない、もうひとつの渋谷を味わってみませんか。 料亭 三長 渋谷に現存する料亭。お座敷など花街円山町の文化や趣を守り続けています。また近年では、様々な催しを通じて文化の継承と発展の場としても注目されています。 円山芸者 唄、踊り、三味線などの磨き抜かれた芸とおもてなしの心で、訪れる人を愉しませてくれます。 瓢家 小糸ひさごや こいと 東京都目黒区出身。6歳から三味線を始め、20歳で芸者に。五反田、浜町、神田、神楽坂の花柳界を経て、昭和50年頃より円山町に在籍。現役でお座敷に立ち、三味線や小唄で円山町を盛り上げている。 喜利家 鈴子きりやすずこ 山口県下関市出身。円山町で置屋を営む叔母をきっかけに、18歳で芸者に。和の文化を伝える催し「音姫と太郎の会」の主宰、後進の育成にも尽力。2010年に茶屋「藤むら」を開店。(TEL:03-3496-5418) 喜利家 三吉きりやみよし 広島県三次市出身。渋谷を訪れた際、花柳流 日本舞踊稽古場を発見し、鈴子お姐さんを紹介されたことから芸者の道へ。出身地三次市にちなんで三吉と命名。三味線や小唄、鳴物など、円山町の芸を継承すべく活動している。 粋に遊ぶひとときを、ここ渋谷で。 今に息づく伝統を、もっと身近に 江戸の粋や四季の風情を、料亭の会席料理とともにこの街でぜひお愉しみください。 お問い合わせ -花街の記憶をたどる 円山町周辺マップ かつて「荒木山」と呼ばれた円山町。そのふもとには弘法大師ゆかりの「弘法湯」という浴場がありました。湯治に訪れる人々で街は賑わい、やがてこの地は「円山町」と名を変え、花街文化が根づいていきます。 花街・円山町ゆかりの地をご紹介します。 芸者階段:花街の面影を残す石段 弘法湯石碑:江戸の浴場跡、花街始まりの地の1つ 茶屋 藤むら:喜利家鈴子姐さんの畳スナック (円山町20-8 / TEL: 03-3496-5418)料亭三長:渋谷に唯一残る料亭(円山町6-1) 日本舞踊稽古場:円山の芸者衆が踊りの稽古に通う お問い合わせ